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【第2話】ココでコレを使いたいのに電源がない…。なんてことにならないように、空間ごとのくらし方をしっかりイメージして配線の位置を決めましょう!

鈴木家のママが、昨年家を建てた友人から経験談を聞いています。どうやら玄関先の配線で後悔したことがあるようです。第1話で配テクの重要さを知った鈴木家のママも他人事とは思えず興味津々…。
案外見落としがちな「配線の位置決め」は、空間ごとのくらし方を事前に想像することがポイントです!
それでは、それぞれの空間の特性に合った配テクを考えていきましょう。

POINT1『リビングは「数を増やす」「位置の工夫」で、もっと快適に。』

1日を通して家族みんなが集う場所、リビング。
くらしの真ん中であるリビングは、様々なシーンでコンセントを使用しますよね。数が足りないとタコ足配線からどれかを1本抜いて差す、なんて手間も増えてしまいます。
家電製品によっては時刻がリセットされてしまったりするので、このコンセント抜いてよかったのかな?なんてドキドキしたり…
そんな煩わしさから解放されるためにもコンセントは多めに、そして各家電製品に合わせた配置で設置をしましょう!
テレビや周辺機器、掃除機の充電場所、クリスマスツリーやお雛様のような季節物の置き場など、リビングの中で「どこでなにを使うか」を想像するとベストな設置場所が見えてくるはずです!

▼AVコンセント


POINT2『キッチンのコンセントは、思い浮かぶ家電数+3を意識して。』

キッチンは手元にコンセントがあると調理家電が使いやすくなります。
カップボード側だけでなくキッチン側の作業スペース付近にもコンセントがあれば食材を切ってそのまま調理家電を使えますし、2口コンセントにしておけば充電をしながらタブレットやスマホでレシピを確認できます。
忙しい朝にケトルやミキサーなど、一度に複数機器を使いたい場面でも役立ちますよね。
手元にコンセントがあればストレスフリーで作業効率もアップするはず!

▼Sプレート


POINT3『寝室は、枕元にUSBコンセントでお悩み解決。』

寝室はもはや寝るだけの場所ではありません!スマホやタブレットで動画を楽しむ人が増え、アラームなどもスマホ頼りのいま、それらは枕元の必須アイテムになりましたよね。
「ベッドの置き場所をコンセントに指示されたくない」「だけど長い延長コードは邪魔になる」「お気に入りのインテリアを延長コードで邪魔されたくない」などなど…
こんな寝室での配線悩みには、枕元にUSBコンセントを設置することで解決!アダプタなしでそのままスマホ充電完了です。
枕元でスマホを使うことを想定した配線テクニックで、便利で居心地の良い空間を作りましょう!

▼USBコンセント


POINT4『お家の外まわりも忘れずに電源確保を!』

家庭用の洗車機材、ガーデニングアイテム、電動自転車。そして鈴木さまのように電気自動車をご検討中のご家庭もあると思います。
電気を使う機会が増えたお家の外まわりにも電源確保は必須です!
ここでも使用する場所を想像しながら、そして屋外での使用を前提に、防水など機能面にも考慮して考えていきましょう。

▼防水コンセント

▼屋外コンセント


POINT5『廊下は夜間も安心な足もとに。』

居室空間より配線計画が後回しになりがちな移動空間である廊下。移動が快適だとくらしは一気にストレスフリーに!
日中だけでなく夜間も意外と使う廊下や階段は、自動点灯で足元を照らしてくれるセンサライト付きコンセントがおすすめです。
夜中にトイレで目覚めて移動する際も、センサライトがあれば安心安全。そしてもちろん電源としての役割も担います。

▼かってにナイトライト


お家づくりの際は、壁の色や照明などインテリア選びだけでなく、毎日使うコンセントの数や位置についてもじっくり考えていきましょう!
コンセントやスイッチが出入口の右側にあるか左側にあるかだけでも、生活動線によってくらしやすさが大きく変わってきます。
空間ごとのくらし方をしっかりとシミュレーションすることが、配線の位置決めにおいてとても大切なポイントです!

第3話では、「完成した部屋をいざ見渡してみたら、スイッチの色やデザインが浮いている…」なんてことにならないように、
『空間になじむスイッチ・コンセントのデザイン選び』についてお話していきます。

次回もお楽しみに!