見出し画像

ストロベリーをストロングなベリーにする魔法

こんにちは、ウラナレ編集部です。
 
甘くツヤがあり香りが高い・・・と共に傷みやすく可憐な果実。
12月から5月頃までがいちご狩りのシーズン!皆さんは行きましたか?
子どもから大人まで、いちごを目の前にすると笑顔になる。いちごって魔法のような存在ですよね。
 
いちご狩りでは、いちごを取り、とろ~り甘い練乳につけて、お口に運ぶ・・・
あれ?そのいちご、洗ってないですよね?可憐な果実たち、本当にそのまま口に入れて大丈夫?
 

ストロベリーをストロングなベリーに。
パナソニックは、私たちが今まで培ってきた技術を活用して、できるだけ農薬を使わずにストロングなベリーにする魔法を持っているんです。
今日はそのウラガワをお伝えします。

オーガニックは身体だけじゃなくて環境にもいい

無農薬、有機野菜、オーガニック。
スーパーでも有機野菜コーナーが増えてきましたよね。毎日、自分たちの口に入る食べ物がどうやって作られているのか…を気にすることが増えたのではないでしょうか。
 
とはいえ、色ツヤ形が整っている野菜・果物と、少し形は不格好で値段もお高い野菜・果物ならどちらをぱっと手に取りますか?有機野菜の方が少し高いし…と前者を選ぶ人も多いのでは?

SDGsやサスティナブルというワードも聞き・使い馴れ、自然・環境に配慮していくことも当たり前になりました。身近なところでは、食べ残しをしない、環境に配慮した商品を購入する、レジ袋やプラスチック製品を使わないなど、個人や家庭でもできるさまざまな取り組みがあります。
実は「有機食品」を買うこともSDGsの一つにつながるんです。

少し難しくなりますが…このSDGsアクションプラン2020の中で、有機農業に関する点もいくつか。例えば・・・
 
③すべての人に健康と福祉を
―化学肥料・化学農薬の使用削減による水質汚染防止などが
 人々の健康や福祉に繋がる
⑫つくる責任、使う責任
―有機食品の購入が持続可能な食料生産への貢献につながる
  

また、農林水産省から出ている「みどりの食料システム戦略」でも、スマート技術により作業の省力・省人化や安全性向上、また化学農薬・化学肥料の使用量低減を目指そうと、今どんどんと前に進んでいます。
 
消費者は、化学農薬を必要最小限に抑えた安心・安全な食料を手軽に入手できることはもちろん、農業者側は安全で消費者に信頼される農作物の安定した生産を経済的に受け入れ可能なコスト」で実現できるというメリットがあります。
 

農薬をなるべく抑えた、ストロングなベリー

さて、いちごの話に戻しましょう。

いちご農家さんを悩ませる病気があるのはご存じですか?
その名も「うどんこ病」と「ハダニ」の発生。

「うどんこ病」はカビの一種で、いちごに発生しやすい病気。
「ハダニ」は果実に寄生すると着色不良の原因になるほか、新葉・果房・株が小形なまま成熟してしまう矮化わいかに繋がり、減収の要因になるといわれています。

(左)うどんこ病のいちご (右)通常のいちご

さあ、ここで我らがパナソニックの登場!
明かりの技術で解決しようじゃないか。
 
LED照明にシフトされている今、蛍光灯は衰退…。でも蛍光灯で培った技術は新たなヒーローに大変身するのです。
 

それがこちら。
パナソニックライティングデバイス株式会社の「UV-B電球形蛍光灯」。

紫外線の一つ、UV-Bという波長を活用します。
本来であれば、蛍光灯は人の目や肌に悪影響といわれている紫外線を出さないようにするのですが、今回は逆に「UV-B」を出す蛍光灯を作ったというわけです。

逆転の発想が素晴らしい。

UV-Bにどんな力があるかというと・・・
UV-Bをいちごに照射すると、いちごがストレスとなり、抵抗しようとする力が働き免疫機能が活性化され、うどんこ病にかかりにくい、つまりストロングなベリーになるのです。

これに効果があるのはいちごをはじめとしたバラ科の植物。バラ科以外への適応や別の病気への抑制の効果は試験中なのでこうご期待!

ちなみにハダニにもUV-Bの光は有効ですが、ハダニに光を当てると葉っぱの裏に逃げてしまいます。そこで「光反射シート」を設置!光を反射させることで葉っぱの裏側にまでUV-Bを当て、うどんこ病もハダニも抑えられるようになります。

UV-Bの照射によりDNAに損傷を受けたハダニは太陽の光を浴びると光回復してしまうというツワモノ。日の出までに4時間以上前の夜中のうちに3時間ほどUV-Bを照射するなど使い方には工夫が必要になるそうです。とはいえ、正しく運用すれば大きな効果を出せるのは確かです。

奈良県の有名なブランドイチゴ「古都華」を作っている阪野農園さんでも使っていただいています。実際に阪野農園さんに伺い、帰りに道の駅で阪野さんのいちごを買って帰ったのですが、実の色つや、濃厚な香り・味はもちろん、葉っぱの圧倒的な美しさ・・・。

奈良県のブランドイチゴ『古都華』の栽培に欠かせない『UV-B電球形蛍光灯セット』とは?|マイナビ農業 (mynavi.jp)

「たなかの苺」を経営する田仲さん

大阪府貝塚市の観光農園「たなかの苺」を経営する田仲さんは、取り付け作業だけなら自分たちで行える手軽さもポイントと仰っていました!

紫外線B波(UV-B)を活用し、イチゴうどん粉病やハダニ対策! 減農薬や省力化をサポート|マイナビ農業 (mynavi.jp)

そして静岡県の鈴木農園さんではUV-Bを使うことで、いちごへの農薬負担が軽減されてより長い期間収穫できるなどの効果を実感されたんだそう。

鈴木農園の鈴木さん

うどん粉病やハダニ類の対策に、パナソニックの『UV-B電球形蛍光灯セット』を|マイナビ農業 (mynavi.jp) 

農薬削減だけでなく、病害虫の被害が減り、人件費の省力化にもつながる・・・
いいことづくし。無農薬や減農薬、安心・安全な農作物作りに取り組みたいいちご農家のみなさま、ぜひ。
 
また消費者は、日々口に入れるものがどのように作られているのか、まずは有機野菜への意識を高めることが、自分自身の健康だけでなく、未来の地球・環境をよりよくする一歩なのかもしれないですね。

このゴールデンウィーク、ぜひ駆け込みいちご狩り行ってみてはいかがですか?

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!