見出し画像

エアコンの温度を変える前に空気をかき混ぜてみない?

高機能すぎる商品は使いこなしきれない、とはいえせっかく新しいものを取り入れるなら何か二役、三役こなしてほしいと贅沢なことをいうのが現代の私たち。
そんな中でも「トレンド」や「省エネ」、「QOL向上」につながる商品がより一層注目されていますよね。

この画像で一番目を引くのは、黒のシーリングファン。
こういった天井高のある一軒家や、まるでアメリカの西海岸の自宅でしか見かけないと少しハードルが高いと思う方も多いのでは?

実はこのシーリングファンこそ、一台で「トレンド」、「省エネ」、「QOL向上」の三役を果たす優れものなのです。

インテリアにこだわるように、照明にもこだわりを!トレンドはBLACK

在宅時間が伸びたことで、自宅環境を改めて見直した方も多いのでは。インテリアと同じように照明器具を変えると空間のイメージがガラリと変わることもあり、インテリア性の高い照明器具を選ぶ人も増えています。むしろ照明器具を主役にした空間づくりも主流になってきていますよね。

そんな中、いま特に注目されているのが天井に取り付けるシーリングファンのあかり。instagramやtwitterでも見かけることが増えた商品の一つです。

私たちパナソニックのシーリングファンのあかりに、この夏はインテリア性の高いブラックモデルも仲間入り。オシャレ・省エネ・照明のまさに三刀流とも言えるインテリアが誕生しました。

これまでシーリングファンのカラーは、メインのホワイト、そしてブラウンや木目がラインナップされていました。数年前からインテリア性を重視するユーザーからブラックを求める声が増え、メーカーの背中を後押している状況だそう。
「こんな商品があればいいのに!」というユーザーの声は、メーカーにしっかり届いているのです。

空気をかき混ぜないとエアコンは適切な判断がしづらいという落とし穴

今年は例年以上の酷暑で電力不足が叫ばれており、いかに省エネをしたらよいのか考えるタイミングも多いですよね。
シーリングファンの役目は、天井から大きな羽根で部屋の空気を撹拌(かくはん)することで、エアコンによる冷房効率を上げ、省エネにつなげること。

エアコンは室内に涼風を送り出しますが、冷たい空気は部屋の下部にたまりやすく温度むらができます。二段ベッドを使ったことある人ならすぐに想像できますよね。
床に近い方は冷えていても、天井付近の空気が温かいと、温かい空気を吸ったエアコンは「まだ部屋が冷えていない!」と判断してなかなか冷風を止めません。
このため、設定温度を高めにしても部屋が冷えすぎた状態になりがちで、電力の無駄が生じてしまうのです。この電力の無駄を解消するには、どうしたらいいのか。

扇風機やサーキュレーターで室内の空気をかき混ぜ、温度のむらをなくすことが近道。特にサーキュレーターは空気を遠くまで届けるので、エアコンが高めの温度設定でも涼しく、省エネにつながります。

とはいえ、扇風機やサーキュレーターは置き場所を取るし、落ち着いたインテリアにはなかなか合わない存在。そこでインテリアにもなり、天井から空気を下ろす場所を取らないシーリングファンのニーズが高まっているのです。

風があるだけで体感温度はぐっと下がる

さて、風で空気をかき混ぜることで、涼しさを感じる体感温度はどのくらい変わるのか。

室温が28.0℃のとき、無風の風速0m/sでは体感温度が29.4℃に感じられるところ、1m/sの風があれば同じ室温でも26.1℃に感じるとのこと
この差、数字にすれば3.3℃に過ぎませんが、そこに滞在するところを想像すればかなり大きな差。

エアコンとシーリングファンの相性が良いことは先に述べたとおり。
併用で消費電力を抑えながら快適な体感温度帯を作り出せます。設定温度28℃・体感温度は26.1℃を叶えるエアコンとシーリングファンの併用と、エアコンのみで設定温度を26℃にする場合と消費電力の差を比べると、なんと22%もの差が!

汗をかきやすい体温の高いお子様がいるご家庭は、子供の適温に合わせてクーラーをかけると、冷風に大人がやられがちですよね。
シーリングファンは自然の風を科学した心地よいゆらぎの風が作り出せるので、エアコンの風が直接身体に当たるのが苦手な人や、扇風機による人工の風が苦手という人にもおすすめです。

シーリングファンによるサーキュレーション効果は、夏の涼しさだけでなく冬の暖かさにも貢献します!暖と涼の差をどうやって出すのか。扇の回転方向によって効果が変わるというからびっくり。

夏の冷房時は左回転で風を下向きに送り、気流を天井側から床面に向かって発生させることで、体感温度を下げて快適な涼感を生み出します。
一方、冬の暖房時は右回転で風を上に吸い上げるように起こし、天井付近に溜まる暖気を足元へ下ろし、暖かさを実現します。

吹き抜けや高天井の空間など空気の対流が少ない場所はもちろん、天井高が低いマンションなど、冷房がすぐに肌寒くなったり、暖房が効きにくかったりする部屋ほど、サーキュレーションの効果が得られます。

照明と一体化した「シーリングファンのあかり」ならではの魅力

冷房効率を高めるシーリングファン。
シーリングファンだけだと、隣に別で照明を配置しなければなりません。ただのシーリングファンではなく、照明も一体化していれば、すっきりとした空間に仕上がります。

天井の高い部屋はもちろん、一般的な天井高の部屋にも使っていただきたいからこそ、照明はLEDフラットランプを採用して薄型の設計を叶えたそう。後からランプを交換して明るさの変更も可能なので、その時々の家族スタイルに合わせることができるのもポイントです。

リモコンでファンの運転/停止・照明のON/OFFなども操作したりできます。

天井にハンガー付のローゼット(照明器具を取り付けるためのプラグ)があれば、マンションでも取り付け可能
実際にシーリングファンを寝室に使っているこの商品を企画担当した社員いわく、熱帯夜はともかく少し暑い程度の夜ならエアコンなしで寝られているとのこと。動作音が静かだから快眠を妨げられないのも魅力的だそうです。

エアコンを付けて寝るのは寝ている間に身体が冷えてしまって苦手、扇風機は少し音が気になったり直接風邪が当たるのは苦手という人にはとてもいいですよね。
この話を聞いて私も早速シーリングファンあかりを採用しようかと思っています。

シャンデリアは好きなデザインにして、ブラックのシーリングファンと組み合わせるのも上品で素敵。黒で統一したシックさとは違った、優雅でシックな雰囲気。ブラックが入ることで空間が一気に締まりますね。

様々な組み合わせができるからこそ、ご自宅の空間あったシーリングファンあかりを見つけてみてはいかがでしょうか。

高い品質を実現した一台三役の「シーリングファンのあかり」

ユーザーの声にこたえる形で開発されたブラックモデル。ただホワイトモデルを黒く塗っただけではないんです。

照明器具の感覚でブラックモデルが欲しいという声は、以前から寄せられていました。ただその数は総需要量では少ないため、まとまった数が見込ない中、いかに工業製品として商品化するか考えねばならず、小ロット対応できる生産体制を構築する必要がありました。

また天井に取り付けるものなので重量制限もシビア。重量のあるガラスを避けつつ、照明のあかりを活かせる素材を探して試行錯誤しました。羽根が廻転することで光が揺れてしまわないよう細かな調整を繰り返すなど、生産のウラガワを担う方々の涙ぐましい努力があったからこそ、クオリティの高い商品に仕上がっているのです!

夏は涼しく、冬は暖かく。
オールシーズン大活躍のシーリングファンで、お部屋の空気を快適にコーディネートしてみませんか?