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スタートアップと共にさらによい未来へ!プロモーター4名がアクセラレータープログラムで得た宝物

私たちパナソニック エレクトリックワークス社(以下、EW社)は、スタートアップと共創する「アクセラレータープログラム」を通して、「『くらしインフラ』の変革を通じて、いい今日と、いい未来、どちらも創る挑戦を共に」というビジョンを掲げています。 

このプログラムは2023年度で第3回を迎え、80社以上のスタートアップから選ばれた11社と協業を進め、事業の可能性を探ってきました。
 
そして、2024年3月に「デモデイ」で成果を披露。11社の中から「最優秀賞」「アクセラレート賞(2社)」「社長賞」が決定しました。

今回も無線充電の新技術や、シェアリングサービスと住宅のインターホンをかけ合わせたサービスなど、ユニークでワクワクする事業が続々と登場。会場に集まった全員が感心する、革新的な技術や心のこもったサービスばかりでした。

さて、今回のnoteでは、2023年度アクセラレータープログラムでスタートアップとの共創を進めた公募プロモーターの中から、「プロモーター賞」に輝いた4名に話を聞きました。

4名のプロモーターはどのような思いで参加したのか? 未来の仕事像とはどのようなものか? スタートアップと共に向きあった約4か月あまりの貴重な体験を、改めて振り返ってもらいました。


スタートアップとの共創にはどのような苦労が?

まずはプロモーター賞を受賞した4名に、「スタートアップと共創をするうえで意識したことや、大変だったこと」について聞いてみました。

楠田 駿
ライティング事業部 技術開発センター デバイス開発部

楠田:最初から、とにかくみなさんと『話すこと』を意識していました。間違ってもいいから発言をして、あとはひたすら自分が勉強をするしかないかなと。
 
ロボットの開発をするugoさんと協業させていただいたのですが、スタートアップのみなさんがどのような技術をお持ちで、一方でEW社として何ができるのか。はじめはこのあたりのすり合わせやノウハウを共有するのに大変でした

小出 祥代
マーケティング本部 近畿電材営業部 住宅市場推進部

小出:プロモーター賞を受賞した4人で話し合いもしたのですが、『公募プロモーターの役割って何だろう?って模索しながら活動していました。自分がいる意味を考えながらの活動でした。
 
センサリールーム(光や音などの五感を少なくして、聴覚や視覚などの感覚過敏のある人が安心して過ごせる空間)を作るスタートアップのみなさんと共創しましたが、初めて利用される方に、どうやって良さを伝えるのかを考え、お客様と直接触れ合う機会をいただけたのは、とてもよい経験になりました

市川 拓也
ソリューションエンジニアリング本部 ソリューション事業統括部
パブリックエンターテインメントカテゴリ 商品・サービス企画部

市川:私はずっと研究部門にいたので、新たなチャレンジというか、とにかく勉強させてもらう意識で参加させてもらいました。
 
実際にスタートアップのみなさんと、トンネル施設で模擬的に火災や事故を起こす実験を行ったのですが、オンラインではどうしても実感が薄く、なかなか自分事として捉えられなかったことが、現場で手を動かすことで、実感と共に強いやりがいを得ることができました。たしかに大変でしたけれど、参加して本当によかったと思います

棚田 真代
ライティング事業部エンジニアリングセンター 東京エンジニアリング部

棚田:もともとあった事業に、プロモーターとして途中から参加したので、みなさんの話の流れを邪魔しないように気を付けながらも、自分の意見をしっかりと発言できるよう意識しました。スタートアップのみなさんのお考えをさえぎることなく、できるだけ広がりを持つような意見を出すことに心がけました。
 
車室照明という、EW社内で横つながりのあるプロジェクトだったのですが、逆に社内情報の不足を痛感することもありました。ですが、みなさんと何度もお顔を合わせて打ち合わせをして、和気あいあいとアイデアを出せる環境だったので、いつも楽しく取り組めました

プロモーター全員に共通するのは、スタートアップとの打ち合わせを密に行い、積極的に事業へ取り組んだこと。

協業を自分事として、積極的に発言をしながら、お互いを尊重しながら切磋琢磨していく……そんな日々だったようです。

約4か月の共創から描く100年後の未来

市川:トンネル事故防止の事案を担当させていただく中で、EW社として取り組むべき防災、くらしを守るという意味を改めて認識しました。これからは事故を防止するAIシステムの存在価値を、より多くのみなさんに知っていただくため、スピード感を持って展開していきたいです

棚田:今回の協業は、車の中でGPSやAIを使い、乗った方の感情を推定して、色を再現するというプロジェクトでしたが、次のステージとして音響や映像と組み合わせるという夢があります。

そして住宅分野などで、パーソナルな感情に合わせたライティングができる新しい社会も実現していきたいです。〝感情推定アプリ〟を取り扱ったのですが、いろいろなアウトプットの可能性があるなと、アクセラレータープログラムを通して感じています

 AIというと、イラストの生成など、みなさんはエンタメに使われることが多い、そんなイメージがあるかもしれませんが、事故防止や感情の推定など、実はさまざまなところで活用されているんです!
 
これからの社会を支える技術として、スタートアップと共創して作り出すにふさわしい、未来を創る事業ですね。

もちろん、アクセラレータープログラムは、普段の業務にも還元できる経験になったようです。

楠田:ライティングはどんどん進化していて、単にものを照らすだけにとどまらず、プラスアルファの付加価値を持った照明が展開されはじめています。このプログラムでは、お客様に喜んでいただけるものは何か?を学ばせてもらっています。
 
私自身はお客様と直接お会いする機会が少ない設計開発部門なので、普段の業務に今回の経験を直接活かすのは難しいかもしれませんが、お客様視点を持ちながら設計することで、商品企画担当との連携がもっとスムーズになる……そう思っています 

小出:スタートアップのみなさんと、小さな変化を見逃さず、なぜそうなったのかを深く考え、仮説を立てていく作業をしてきました。これまでの営業職ではあまり経験できなかったことなので、本当に勉強になりました

気になることに飛び込む勇気が未来を創る!

プロモーター賞を受賞した4名に、次回以降のアクセラレータープログラム参加者への思いを聞いたところ、全員が「〝気軽に〟〝気構えずに〟参加してほしい」と言います。

普段の業務とは別軸で、新しいことに取り組むチャンスでもあるので、少しでもやってみたい気持ちがあれば、気軽に参加してほしい……そんなメッセージを残してくれました。

この心持ちこそが、仕事の意識を高め、100年後の未来をよりよいものにする第一歩になるのかもしれませんね。 


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