「スイッチの本質」照明をつけたいとき確実にONにして/消したいとき確実にOFFにするを突き詰めた、時代にあった新しいスイッチ
コロナ禍といわれるようになり早二年が経ち、最近は日常の姿が少し戻りつつあるものの、まだまだ油断はできない状況です。そろそろ夏がやってくる…できることならこの夏は以前のようにマスクを外し、何も気にせずに過ごせればいいのに…。
マスクをして予防するのは基本とはいえみなさんは他にはどんな予防策をしていますか?
例えば・・・私は潔癖症ではないのですが、エレベーターのボタン、コンビニやスーパーのセルフレジでは、指を「く」の字に曲げてボタンを押すことが当たり前になってきました。
電気がないと困る私たちの生活。スイッチがない空間なんてほぼないに等しい。むしろそんな空間があれば行ってみたいですよね。
スイッチこそ、だれが触っているかわからないからこそ除菌・抗菌していると書かれていても、触れることをためらってしまいがち。とはいえ、スイッチに触れないと電気はつかないから触れるしかない。
そして小さなお子さんがいらっしゃると、もしかしたらより一層気になるのでは?スイッチを触った手で子どもと手をつないだり、ときには急に授乳しなくちゃ!なんてこともあって、不安になりますよね。
もう指を曲げなくても、コインを使わなくても、何かを触るたびにウェットティッシュで手を拭かなくてもいい。そんな便利なスイッチをご紹介します。
「触らなくても操作できる」ものがたくさん登場
Suicaやマイナンバーカード、パソコンの顔認証や車の鍵など、身の回りでは多くのものが非接触になっています。きっとみなさんも便利に安心・安全に非接触の恩恵を受けているのではないでしょうか。
最新のエレベーターはボタンに触れなくても行き先階が選べます。今はまだ実験段階ですが、東京ドームのゲートは顔認証で入場・決済できて、まさに「顔パス」なんです。またマンションのインターホンは宙に表示される数字キーを押す動作をすると部屋番号を入力できる。
なんだか近代的に感じる場所が増えました。
実は東京ドームもマンションの実験も実はパナソニックが手がけています。コロナ禍になる前から「非接触」の安全性や衛生面だけでなく、「どうすれば便利になるか?」を本気で考えていたんです。
もっとも身近でたくさんの人が触れる壁のスイッチも、触らなくていいものがあります。
手をかざすだけで操作できる「非接触の壁のスイッチ」が。
普通の壁スイッチを非接触スイッチに取り替えも可能。
家だけではなくて、喫茶店やお店、公民館や学校、病院や介護施設など人が多い場所にあったらとっても安心ですよね。
大勢が使っても水廻りで使っても安心・安全なのがいい
『非接触スイッチ』とはいえ、見た目は普通のスイッチと変わりません。ちょっとだけ違うのは中央にある光るライトと手のアイコンです。
デザインは流行のスクエアデザイン。
最近は家のデザインもそうですが、テーブルやイスなどの家具もスクエアデザインのものをよくみかけますよね。家電も「スクエア」がトレンド。
アドバンスシリーズという壁スイッチやコンセントを踏襲したデザインです。シュッ!としていて空間に馴染みます。
大事なのはお年寄りから子ども、外国人観光客が見ても、ひと目見てスイッチと分かることです。みんなが使うものだからこそ「スイッチに見えない奇抜なデザイン」にはできません。
誰が見てもこれまでのスイッチと変わらないので、部屋の明かりを点けようとしてスイッチに手を伸ばします。するとスイッチにタッチする前にパッと電気が点いて明るくなるのです。
市役所や公民館など人がたくさんの集まるところにあったら便利ですよね。カフェのトイレやシェアオフィスのスイッチ。病院や学校、高齢者施設やマンションの共用部分のスイッチが非接触だったら、より一層気兼ねなく操作できます。
なによりスイッチに触れなくていいので、使用者はもちろんですが、施設の方も1日に何度も除菌や拭き掃除をしなくても良いのもポイント。
お家でも便利に使えます。でも非接触スイッチなら、手をかざすだけでOK。何度注意しても言うことをきかない小さなお子さんでも安心ですよね。
「スイッチとは何か」の本質に迫った商品開発
便利な非接触スイッチ、でもまだ主流ではないのが現状です。
なぜ主流ではないのか…大阪門真で商品開発担当の石川哲朗に聞いてみました。
そんな中、非接触スイッチにチャレンジしようと思ったのはなぜなのでしょうか。
私も実際に非接触スイッチを使ってみたのですが、肩が触れそうなぐらい近くを歩いてみても誤動作しませんでした。
でも手を近づけると確実にON/OFFができる。非接触スイッチはほとんど誤動作がありません。
通常、赤外線センサーは西日(太陽光)の影響を大きく受けてしまうので、勝手にON/OFFされてしまう可能性があります。この誤動作を防ぐためには、西日が当たったら反応を一切させなくすること。しかし、この接触スイッチは一味違うんです。
太陽光が当たったことを判断し、「誤動作はしないけれど、反応はする感度」に自動で調整を行っています。
赤外線を「黒い窓」ではなく「半透明の窓」で通す
壁のスイッチは目立つところにあるので、スイッチのデザインが部屋のイメージを左右します。
そんな中非接触スイッチは、スクエア基調で白くてフラットなアドバンスシリーズを採用。他にもセンサーが人を感知してダウンライトを点けるなど先進的なシリーズなんです。
今まであったようでなかった非接触スイッチ。
様々な場所で便利に、そして快適に電気のON/OFFを実現できます。ただ工事にあたっては、電気工事士の資格が必要なのでお近くの電気工事会社にご相談を!
ありそうでまだあまりない「非接触スイッチ」。
時代に合わせて技術もどんどんと進化を続けています。
「こんなところに非接触スイッチがあったらいいのに」というみなさんのアイディアをぜひ聞かせてください。