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Panasonic DESIGN STORY

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照明、コンセント、スイッチなど、電気設備商品のデザインに込められた想いを、 パナソニックのプロダクトデザイナーがご紹介。
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人が集う、憩う。あたたかな光を。

突然ですが、夕飯の時間をイメージしてみてください。 ほかほかのご飯、一緒に食卓を囲む家族や友達の顔。 ――さて、その場面を照らしているのはどんな照明ですか? 今回は、ダイニングテーブルなど人が集う場所にあたたかく心地よい光を投げかける「ペンダントライト」がテーマ。 暮らしやトレンドの変化に合わせて開発された、新しいコンセプトのペンダントライト「フラットランプペンダント」のデザインを手掛けた、 パナソニック デザインセンターの森琴音に、“光をデザインすること”についてインタビ

「背景」としてのデザイン—103年目の革新。

家の中にいくつもあって、あなたも1日に何度も無意識に使っているもの。目立たないけれど、便利で快適な暮らしに欠かせないもの。 ――さてさて、これは何のことだと思いますか? (ヒント:⇩の記事冒頭にも答えが…!?) ・・・わかりましたか? 答えは……「配線器具」! つまり、コンセントや照明スイッチです🔆 私たちの生活に欠かせない配線器具。すでに1970年代ごろには現在の製品の原型となる製品が発売されていて、「長い歴史の中で、あまり姿形や機能は変わっていないのでは?」と思わ

照明設計のあり方を変えた、6つの「プランニングコンセプト」とは

夜の時間がどんどん長くなるこの時期🌙 あったかい自宅で、の〜んびりまったり過ごしたいですよね。 アロマやBGMなど室内のリラックス度を高める方法はいろいろありますが、おすすめなのは「あかり」をうまく使った空間づくり。 でも、あかりをうまく使うって、具体的にどうすれば良いのでしょうか。 温かみのある白熱灯に変える?おしゃれなデザインのセードを選ぶ? 「まず、“あかりと空間の関係性”を考えることが大切です」 そう話すのは、パナソニックのインテリア照明デザインを担当している吉

人とスイッチの「新しい関係性」をデザインする

飲食店に入るとき、スーパーで買い物かごを使う前、電車の手すりやオフィスのドアノブに触れた後……。 コロナ禍になってから、いろいろな場面で手指にシュッ!のアルコール消毒をするのがすっかり習慣になりましたよね。 状況が落ち着いてからも、「誰が触ったかわからないモノ」に対して、衛生的な不安を感じるようになったという方は多いのではないでしょうか。 「触る」と言えば、当社が高いシェアを誇るスイッチ・コンセントなどの配線器具も、1日に何度も人が触る場所。 当然、衛生面でのリスクも

ダウンライトに、デザインの革命を

あなたの住まいには、どんな種類の照明器具がありますか? リビングダイニングだと、室内をまんべんなく照らすシーリングライト、おしゃれなペンダントライト、ゴージャスに映えるシャンデリア。 寝室だとムーディなスタンドライトや、枕もとを優しく照らすベッドサイドライトなどなど…お部屋には、様々な照明器具がありますよね! 今回の記事で注目するのは、そんな数ある照明器具の中でも特にシンプルな存在、「ダウンライト」。 天井にすっきり収まり、部屋を広くおしゃれに演出してくれるダウンライト

配線器具に「上質で静かな存在感」を

突然ですが、イメージしてみてください。 あなたは今、リゾートホテルにいます。 遅めのブランチを食べた後はテラスでのんびり読書。うたた寝から目覚めると、いつの間にか目の前に広がる海は美しい夕日に染まり始めています。 暗くなりつつある室内にあかりを、とスイッチに手を伸ばす――、 と、その時。 もしも…壁に設置されたスイッチが自宅と同じモノだったら…。せっかくの非日常から現実へと一気に引き戻されてしまうと思いませんか? 空間の中で目立つ存在ではないけれど、人々の快適な暮らし